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2009年5月 7日

ちょっと燃え尽き症候群

■今回の文化祭で改めて思ったのですが、まあなんと舞台芸術というのは贅沢な営みであるのでしょう。叶姉妹の生活並みかもしれません。たった数百人のお客様にご覧いただくために、この数週間の間、いったい何人の人が一所懸命知恵を絞り額に汗し努力されたかと思うと、本当に頭が下がります。

■前にちょっと別の場で書いたことがあるんですが・・・例えば小劇場で芝居を打つ総勢20人の集団があるとします。この20人が1日平均5時間、1か月の間公演のために作業するとします。本を書く、稽古をする、道具を作る、その他一切合財の作業。その結果、2時間の芝居が出来上がるとします。そしてその作品を1500人のお客様がご覧になるとします。まあ、これはあくまで机上の思考ゲームみたいなものなんで「芸術的営為は時間になど換算できない!」という至極真っ当なご意見は無視するとですね、

のべ作業時間: 5時間×20人×30日=3000時間

のべ観劇時間: 2時間×1500人   =3000時間

と、等しくなるんです。一人の役者が青春を賭けて?汗だくになって稽古に励む時間と、お客様が劇場の客席に座ってその成果を楽しむ時間は、同じくらいの濃密さを有しているのだと。作る側からみれば実に非効率的な作業であり、観る側にとっては実に贅沢な体験であるわけです■例えばテレビ番組を作る作業は、たとえ100人が10日間徹夜して作ったとしても、その番組を最終的に何十万何百万の人が観るわけで、【作業量対鑑賞量】という点では比較になりません■繰り返しますが、芸術作品を作り上げる作業をこんな数字で語るのは不当であるとは分かってはいます。しかしここに小劇場演劇に代表される舞台芸術が根本的に抱える難しさがあることは疑いなく、商業ベースに乗るとまではいかないまでも、各人が活動に専念できるだけの保障を得ることの困難を思い、嘆息してしまうのです■あ・・・昨日打ち合わせで梅田芸術劇場へお邪魔したのですが、そこで気づいたことがあるんです。これも「舞台」というものが抱える矛盾・・・こっちはなんというか「華」のある矛盾なんですが、何だかあわただしいので次回にします■カムカムミニキーナさん、先ほど劇場入りされまして、作業の真っ最中なんですよ~(艦長)

 アザラシomote.new小.JPG

カムカムミニキーナ

「アザラシ」

5月 9日(土)   14:00 19:00★

   10日(日)   14:00★

 

★...松村武、八嶋智人、藤田記子+日替り劇団員によるおまけトークあり

【当日券について】・・前売り券はほぼ完売していますが、各回若干当日券が発売されます。開演1時間前からホール受付にて発売です!

 

            

 

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