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2014年9月

まもなく・・・

   N-Trance Fish『KISOU本能』、あと30分で初日の開演です。 wedding1.JPG  日射しは強いですが、風は爽やか。本格的な秋まであとわずかの、気持ちのいい快晴の土曜日です。  実は先ほど、ABCホールの玄関が面しているABCの「リバーデッキ」において、結婚式が催されました。  このデッキの一隅にあるお洒落な料理店のウェディングパーティーの一環で、人前の挙式の部分をこの堂島川べりのこのデッキで行うという試み。お天気も二人の門出を祝福しているようでした。 wedding2.JPG最後は、参加者が持っていたバルーンが澄んだ青空に吸い込まれていって・・・ああすてき。 wedding3.JPG

N-Trance Fish、明日から!

■N-Trance Fishの皆さん、昨日小屋入りされ、明日初日です■今回の作品は『KISOU本能』。帰巣、じゃないところがミソです。ずっと昔学校で習ったのですが、本能とは誰から教わることも学習することもなく、生物が生まれながらにして持っている行動様式、みたいなもの(たしか)。日常会話でよく、「あのオッサン、生理的に受け付けへん。本能的に避けてまうわ~!」なんて使ったりしますね。自分が言われているようなうすら寒さが漂ってきましたが、これは厳密には誤用。そういうのは生理でも本能でもなく、話し手である女性の過去の何らかの経験や学習に基づいた感覚であるはずです(い、いったい俺が何をしたっていうんだ!?)■「本能」っていうのは、例えば赤ちゃんが誰から教わることもなくお母さんのおっぱいを吸う、とか、それ以前に、母体から産まれ出た直後から、それまでしたこともなかった肺呼吸を始める、とかそういうもの。これらの「本能」が結集することによって、全ての生命体には、自分自身のよりよき生、自分の子孫の繁栄を目指すシステムが出来上がっています。しかし世界中で唯一、このシステムが時折エラーを起こす種、つまり、生きることにネガティブになる種がある。人間ですね■ここにそんな人間が一人いるとします。しかし、彼の肉体を構成する器官のひとつひとつ、あるいは細胞の一個一個はそんなことは夢にも知らない。いつでも必死に生きようとしているはず。生物学では、細胞内で生命現象の根幹をつかさどるミトコンドリアや葉緑体という器官のルーツを探ると、太古独立した生命だった細菌が、細胞内に侵入・共生したものにたどり着く、という説があるそうです。共生の結果地上の生物が酸素呼吸や光合成を獲得し、繁栄を遂げた、と。この考えを敷衍すれば、一人の人間という個体は、多くの器官や、バクテリアや、ひょっとすると寄生虫までも含めた「者」たちの共生体といえるかもしれない■『KISOU本能』は、そんな世界観の物語。壊れかけた人間と、彼を形作る者たちの葛藤のオムニバスです。肝臓のことを「沈黙の臓器」と云いますが、肝臓に限らず全ての器官は本来寡黙です。言葉を持たない多くの「者」たちが、己の体を使って持ち主に対して叫びかけます。これは、ダンスという表現に実にぴったりしたテーマではないですか。なるほどー、よく考えられている!ところがN-Trance Fishはそれでは終わらない。登場人物(?)の中に、めっちゃお喋りなキャラが2名配されていたりするのです。しかもそれを、バリバリの関西弁で役者が演じます。そんな笑える趣向も魅力のひとつ■それぞれの作品には、「器掃」、「鬼相」、「気双」、「寄騒」・・・様々な書き方で「KISOU」というタイトルが冠されています。この字の意味を解き明かしていくのも、結構楽しいし・・・ダンスのこととか全く分からない上にこんなにも理屈っぽいオッサンも惹きつけてやまないN-Trance Fish『KISOU本能』、土曜から月曜までの4ステです(艦長)

 N-Trance Fish 17th Exhibition 『KISOU本能』

KISOU.jpg9月27日(土) 14:00  18:00

   28日(日)  15:00

   29日(月)  15:00☆

☆千秋楽スペシャルゲストあり

【N-Trance Fish折り込み情報】

めっきり朝晩秋らしくなって、衣替えがおいつかず風邪をひきそうですが、そんなことも言ってられないほどABCホールはたくさんの団体様が目白押しです。
本日(21日)までは、毎年何故か中之島春の文化祭で「大トリ」をお願いしているスクエアさんの傑作リバイバル「ひかげの軍団」で笑いに包まれております。そして来週は、こちらも文化祭の20分でぐっと心に訴えるパフォーマンスを繰り広げて下さったN-Trance Fishの登場です。

チラシの折り込みは下記です。
N-Trance Fish 【KISOU本能】
9月25日(木)18:00 800部
※1種類につき1名要員
※後ばさみは出来ません。

ご希望の方は直接ホール入り口へお越し下さい。N-Trance Fishの公演情報はコチラより。(乗組員N)

スクエア、あす初日!

■スクエアの皆さん、今朝小屋入りされ、明日初日です■今回上演されるのは『ひかげの軍団』。実はこの作品は、2006年、朝日放送創立55周年記念事業の一環として開催された「中之島演劇祭2006」で初めて上演されました。この演劇祭は、現在のABCホールがある場所から見て堂島川の対岸、大阪市北区中之島4丁目に大阪市が所有する、"新美術館建設予定地"をお借りして開催されました。何もない地べたに約450人収容の仮設劇場を2つ作り、15日間にわたって8つの団体が劇を次々と上演するという、画期的というか無謀な催しでした。僕・艦長も企画者の一人だったのですが、相当な赤字が出たと聞いています。何せ半月間の催しのために劇場を2軒建てたんですから。日本経済がリーマンショックに襲われる直前で、放送局も今と比べればまだ鷹揚だったのかなあ■というわけで、この『ひかげの軍団』は僕にとっても思い出深い作品です。いわゆる"小劇場"に比べると大きな会場で上演するべく構想されているので、スクエアのお芝居としては、セットや動きが大ぶりです。といっても歌ったり踊ったりはなくて、立ち回りですね。間抜けな忍術とチャンバラで笑わせる。こういうドタバタアクションギャグというのは、コメディ専門集団・スクエアの作品においても珍しいのではないかと思います■そしてもうひとつの特徴は、この劇団お得意の"バックステージ(舞台裏)もの"であること。代表作のひとつ「ラブコメ」シリーズ然り、前回公演の「アベノ座の怪人たち」然り、彼らは、芝居者の物語を作るのがとりわけ巧い芝居者なのです  ■劇中演じられる時代劇のタイトルは「日影の軍団」ですが、もちろんこれは、あの千葉真一率いるJACの面々が中心となって今から30年ほど前に作られていたテレビ時代劇「影の軍団」シリーズが下敷きになっています。そして、今回の作品そのもののタイトルは、『ひかげの軍団』。漢字にすれば「日陰の軍団」です。芸が細かい。『影』は、光が物体に遮られて地面などに出来る輪郭のくっきりした黒い部分で、「影の実力者」などと、"表面には出ないが実際には大きな力を持った存在"という意味に使われます。対して『陰』は、"光の当たらない暗い部分"。『影』と『陰』では大違い。この日本語の面白さにすっと目が行くところがスクエアのセンスの良さです■様々な事情を抱えた4人の男優が、閉鎖寸前のテーマパークで上演される忍者活劇に取り組む。しかし、開幕直前に降りかかるいくつもの問題。...すでに面白いコメディが出来上がる要素はすべて備わっています。しかし爆笑に次ぐ爆笑の中、この作品が終盤、深い共感で観客の胸をいっぱいにするのは、劇中の千早赤阪歴史村の4人の役者たちの生き様が、スクエアの4人の役者の姿にオーバーラップするからにほかなりません    ■無論スクエアは関西演劇界で確固たる地位を占めています。何たって先述の「中之島演劇祭2006」にも、さらには、ABCホールこけら落しの「中之島演劇祭2008」にも出ていただいているのです。でも、やっぱり演劇を、劇団を続けていくということは大変なことだと思います。それでもなぜ彼らは、そして自分たちは芝居を続けるのか...?この問いに答えるかのような、猿飛佐助と服部半蔵の終幕近くの台詞は、滂沱の涙を誘いかねません。スクエアはそんなクサイ演出、きっとしないと思いますが■つまり、『ひかげの軍団』は、≪軍団を描く劇団を劇団が描く≫、という多分にメタな(自己言及的な)構造を持っているわけですが、メタな部分がもうひとつあることをどうしても申し上げておかねばなりません ひかげ.jpg■8年前、「中之島演劇祭2006」における初演の時、初日の本番数分前の楽屋で細部の演出についてあーだこーだ云っているスクエアの姿を僕は目撃しました。今回は再演だしそんなことはないはず。...と思いつつ、先日僕はラジオの取材と称して稽古場にちよっとお邪魔したのです■訥々としながらも実に深みのある上田さんの演出作家である森澤さんのシャープな意見表明、北村さんと山本さんの役への丁寧なアプローチ...。長年育まれた親しさの中にも敬意を失わない、4人の絶妙な人間関係の中で練習が進みます。しかし、様々なベクトルが交錯して、ひとつのシーンが出来上がっていくのにやはり相当の時間を要します。断言しておきますが、この作業がスクエアのコメディの質を支えているのです。しかし、遅い!これでは、初日の幕開けだというのに全然芝居が出来上がらない作中の4人と一緒です。そんなとこまで真似しなくていいのに!ではありますが、そんなこんなを全部含めて、スクエアなんですよね■とにかく『ひかげの軍団』に関しては、「爆笑と感動」みたいなありきたりな謳い文句が決して誇張ではないことを僕が保証します。歴史の波に揉まれる間抜けな忍びの衆と、演劇界で奮闘を続ける役者衆の姿を是非観に来てください。お待ちしています!■以上、先日スクエアのブログに投稿した拙文を、お許しを得た上でほぼコピペさせていただきましたm(_ _)m (艦長)

 

スクエア傑作リバイバル『ひかげの軍団』 

         作・森澤匡晴  演出・上田一軒

 

9月19日(金)     19:00

  20日(土) 14:00 19:00

  21日(日) 12:00 16:00

本日初日!

■2010年早春の『曲がれ!スプーン』以来、4年半ぶりにヨーロッパ企画がABCホールに登場!本日大阪公演の初日です。昨日4トントラック2台分という大量の資材が搬入され、巨大なセットの組み立て作業が行われました。すでに、滋賀~京都~東京と巡演してきていることもあり、順調に仕込みも完了した様子。ツアー全体としては今日が折り返し点だそうです■タイトルは『ビルのゲーツ』。ヨーロッパ企画の作品タイトルは毎回なにかのもじりになっているのが原則。「冬のユリゲラー」が「冬のリヴィエラ」(森進一さんの往年のヒット曲)だなんてかなり難しいのですが、今回は分かりやすい。マイクロソフト社の総帥にして世界屈指のお金持ちですからね。そしてお話も題名どおり、「ビルのゲートたち」についてなんです■今から十年余り前、「ビル・ゲイツの面接試験」という本が出版され、ちょっとした話題になりました。僕も興味を惹かれ、すぐさま入手しました。世界を代表する超優良企業であるマイクロソフト社は、社員の報酬もすごいらしく、当然ながら全米から優秀な若者が大挙入社を希望してやって来ます。その中からわずかの合格者を選別する方法は、筆記ではなく、面接による口頭試問。そこで出される問題が実に独特で、その過去問題が紹介された本なのです■たとえば、「マンホールの蓋が円いのはなぜか?」、「鏡が上下は反転させず左右を反転させるのはなぜか」。つまり、知識を問うのではなく、発想や論理的な思考法を問う問題です。僕がとても印象に残っているのは、「アメリカ全土にガソリンスタンドは何軒あるか」、という問題。そんなこと誰も知っているわけがない。きく側も、正確な数を要求してるわけではない。けれど、アメリカの地理的特徴、人口、そこから類推されるクルマの台数、1軒のスタンドが経営を成り立たせるために必要なクルマの台数・顧客数、などを考えれば、自ずとそう遠くない数字は導き出せる。君はその作業ができる人物であるか?この問題は、そこを問うているのです■で、このヨーロッパ企画第33回公演『ビルのゲーツ』は、この書物が発想のヒントになっています。お話は・・・■超高層ビルの1階にやってきたサラリーマンの5人組。彼らは、このビルの上層階にオフィスを構える企業に商談に来たらしい。エレベーターは使えず、1階ずつ歩いて上らなければなりません。しかも1階上るごとに、最近のビルによくあるカード式のゲートが彼らを待ち構えています。巨大なゲート。しかもなぜかこのゲート、ただカードをかざすだけでなく、必ずある課題を解決した上でかざさないと開かないようにプログラムされているのです。その課題というのが、「ビル・ゲイツの面接試験」的なパズルだったり、クイズだったり、まるで彼らの知力を試しているかのよう。階がすすむごとに課題は難しくなり、過激にエスカレートして、やがて・・・!というユニークな展開です■ヨーロッパ企画の全作品の作・演出を担当し劇団の代表でもある上田誠さんは、以前から、こういうゲームとかパズルをモチーフにした作品が大の得意。「演劇」という言葉からイメージされる哲学的苦悩みたいなものから全く無縁の地平で、いつも軽やかに作品を作ります。それが、この劇団の俳優陣の、各々が個性的でありながら極めて現代的で自然な演技と、相性よく馴染んでいる気がするのです ビルノゲーツ.jpg■たったひとつの舞台空間を超高層ビルの何十階分もの異なった空間に見せるアイデア、舞台上で登場人物たちにパズルを解かせるという斬新な作劇。・・・ヨーロッパ企画の作品は、いつも演劇という枠には収まりきらない魅力に満ちています(艦長)

 ヨーロッパ企画 『ビルのゲーツ』

9月 10日(水)       19:00

    11日(木) 14:00 19:00

    12日(金)      19:00

    13日(土) 13:00 18:00☆

    14日(日) 13:00

    15日(祝) 13:00 18:00☆

    16日(火)      19:00

 

※9/10(水)19:00、11(木)14:00 は完売(当日券は若干枚)

☆・・・おまけトークショーあり

【スクエア】折り込み情報

明日(10日)よりABCホールはヨーロッパ企画さんの「ビルのゲーツ」。
本日は絶賛仕込み中。これはなかなか簡単に開きそうにないゲートが組まれています。
是非お楽しみに。
ABCホールの公演などは当日券の情報等、ABCホールのTwitterでも発信していきますのでabchall_osakaを宜しければ是非フォローしてください。

ヨロキカさんに続いての上演はスクエアさん「ひかげの軍団」
こちらは2006年に現朝日放送(ABCホールを含む)の川向いにテントを建て、「中之島演劇祭2006」を開催しましたが、その際に上演された「スクエア傑作コメディ」のリバイバル!
9月19日(金)〜21日(日)まで全5ステージです。
詳しくはコチラ

スクエア「ひかげの軍団」は劇場折り込みがございません。
チラシ折り込みをご希望の方はright eyeさんに一括となりますのでそちらへお申し込みください。
お電話は 06-6647-8243(折り込み有料です。チラシの条件などによって料金が変わりますのでご注意ください)


ヨーロッパ企画→スクエア→N-Trance Fishと続きます。関西で比較的もう長いこと上演している団体の底力と実力を「楽しみに」是非ABCホールへもお越し下さい。今月気になる舞台が多くて大変だと思いますが。かくいう私もどのタイミングで他の劇場さんの公演に足を運べるかスケジュール調整大変です!皆様も是非「芸術の秋」で「観劇梯子」してください。(乗組員N)

ヨーロッパ企画【チラシ折り込み情報】

さて、あっという間い2014年も9月に突入です!
びっくりです。
9月もABCホールは公演目白押しです、是非たくさんのご来場をお待ち致しております。

来週10日(水)〜16日(火)まで上演されます
ヨーロッパ企画「ビルのゲーツ」ですが
チラシ折り込みはright eyeさんに一括となります。
※劇場折り込みはございません。

お電話は 06-6647-8243 になっておりますのでお申し込み、お問い合わせはright eyeさんまでお願い致します。(折り込み有料です。チラシの条件などによって料金が変わりますのでご注意ください)


ABCホールで久しぶりのヨーロッパ企画。
カードをかざしてゲートを開けに開けまくるコメディ、楽しみです!
9月はその後もスクエア「ひかげの軍団」やN-Trance Fish「KISOU本能」など、中之島春の文化祭でもおなじみの実力派が並びます!(乗組員N)

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